大切なエネルギー資源である石油について、ちょっと知ってみませんか?


私たちが使っている灯油やガソリンなどの石油製品の元になっている原油は、生産地(油田)によって品質がかなり異なります。例えば、中国の大慶原油やインドネシアのミナス原油は、ろう分が多く常温で固まってしまう特性をもっています。
当然、輸送面では不便になりますが、環境汚染などで問題となる硫黄分に限ると、大慶0.11%、ミナス0.1%で、アラビアンライト(1.72%)にくらべてみても少なくなっています。


原油の単位1バーレルとは・・・石油の生産が本格化した19世紀中ごろ米国ペンシルバニア州で生産された原油は、製油所まで木樽にで輸送されていました。
この木樽=バーレルが、原油の生産・販売の計量単位として使われるようになったのが始まりです。
現在
1バーレル=42ガロン(159リットル)とされています。


洋の東西を問わず、自然に湧き出る石油の存在は古くから知られていました。我が国日本書紀に668年越の国から「燃ゆる土」と「燃ゆる水」が近江大津宮に献上されたという記録があります。江戸時代にはくそうず(臭水・臭生水・草水・草生水などと表記)の呼称ががあり、また土油・井油・山油などとも呼ばれたようです。
明治には輸入のランプ用灯油がかなり普及し、「石炭油」「石脳油」と呼ばれました。「石油」はこれらの短縮名であり明治の中ごろまでには定着したと言われています。



LPガスの主成分はプロパンとブタンからなり、プロパンは広く家庭用・業務用燃料として使われています。LPガスの特徴は●無色、無臭有毒成分をまったく含まないクリーンエネルギーであること、●加圧・冷却で液化すること(大気圧下でプロパンがマイナス42.1度c、ブタンがマイナス0.5度c。常温では、プロパン約7kg/立方cm、ブタン約2kg/立方cmで液化)●ガスを液化すると体積が約250分の1になること●LPガスが空気の約1.5〜2倍の重さがあり漏れると低いところに溜まりやすいこと●蒸発潜熱といって、気化するとき周囲の熱を奪うこと、LPガスの着火温度は約430〜520度cと高いことです。
このような特徴を活かし、輸送、貯蔵は液体で行い、燃料として使用する際に気化させます。


ナフサといってもピンとくる人は少ないと思います。プラスチックなど、私たちの生活に最も身近な石油化学製品の主原料です。
石油化学工場で熱分解されたナフサからは、エチレン、プロピレンプタジエンなどのオレフィン、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族物質のほかアンモニア、メタノールなどがつくられます。


あらゆる石油成分の中で最も重い成分がアスファルト。比重は1.0〜1.05つまり水より重く、色は黒色または黒褐色で粘着性があり、常温では固体または柔固体状の物質で、加温すればより柔軟になります。
常圧蒸留の残査油留分を真空度の高い減圧蒸留にかけ、得られた残査油からつくります。そのままの状態のものをストレートアスファルトといい、主に道路鋪装につかわれます。ストレートアスファルトを200度c以上に加熱し、空気を吹き込んで用途に適するよう加工したものをブローンアスファルトといい防水用、防腐用、絶縁用として使用されています。




オクタン価 車の高級化と共にガソリン品質も向上しプレミアムガソリンがすっかり定着しました。ではレギュラーとプレミアムの違いはどこにあるのでしょう。それはプレミアムガソリンを通称ハイオクというように、オクタン価の違いにあるのです。
オクタン価とは車のノッキングをおさえる能力を表す数値です。プレミアムはオクタン価98〜100、レギュラーは90程度なっています。車にはオクタン価の高いものが運転上快適であり、エンジンの耐久性にもすぐれているようです。

ガソリン 今日のように、ガソリンが自動車用燃料として使用されるようになったのは、米国のフォード社が自動車の大量生産体制に入った1911年からのことです。
自動車の普及とともに原油からより多く、より品質の高いガソリンを得るためにさまざまな方法が開発されました。重質油を熱分解してガソリンを取る分解蒸留法が1913年に、また触媒を利用し高品質ガソリンを生産する接触分解法が1930年には実用化され、その後アルキレーション法、接触改質法、1950年後半には水素分解法が開発されました。

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